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福祉用具消毒メンテナンス

株式会社ウィズでは介護用ベッドや車いすなどの福祉用具レンタル商品のメンテナンスにおいて、ひとつひとつ丁寧な作業を心がけています。
回収されてきた用具を、清潔で安心な用具として再利用できるようにメンテナンスを行います。
洗浄、消毒、点検、修理など技術や経験を要する作業は専門のスタッフが、隅々まで徹底的にチェックを行い、新品同様の状態に整備いたします。

弊社はISO9001を取得しており、メンテナンスの品質管理や衛生管理に厳しい定めを設けており、結果、ご利用者様やケアマネジャーの方々から信頼をいただいております。

レンタル商品洗浄・消毒工程

     弊社のレンタル車いすとバーコード管理
レンタル福祉用具を次の方に安心して利用していただけるように
管理された【消毒・洗浄・メンテナンス・保管】を行なっています。

全てのレンタル商品はバーコード管理がされており
商品入荷時より 【出荷・引取・消毒・保管・廃棄】までを
管理しています。(帰歴管理)


⬇︎消毒・メンテナンスの詳細な工程はこちら⬇︎
                       修理担当の現実と妄想の間 日記

修理屋スグルの消毒メンテナンス日記一覧

★歩行器の整備と消毒 (1話読み切り)

★後輪タイヤ交換の巻 (全2話)

★駐車ブレーキ交換の巻 (1話読み切り)

★虫ゴム交換の巻 (1話読み切り)

★修理屋スグルとフットレストの陰謀 (全3話)

★修理屋スグル戦慄のパーキングミッション (全7話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 第一部 序章編 (全4話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 第二部 事件編 (絶賛更新中〜)

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション④虚像歪曲のコンプレックス

2021-12-24
見覚えがある車いすが作業場に置かれている
先日オレがブレーキを修理した車椅子だ
 
どうしてここにあるのだろう?
 
何やらメモが貼り付けられている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
至急対応必要
クレーム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一瞬にして背筋が凍りつく
 
どういう事だ
確かに修理を完了させて返却したはずだ
 
気が動転してパニック寸前なオレに追い打ちをかけるように後ろから声がした
 
利用者から車椅子を引き取ってきた担当営業だ!!
 
「困るんですよね!!しっかりやって頂かないと」
「しばらくは普通に使えていたらしいんですが、また同じようにブレーキが効かなくなったらしいんですよ」
「利用者にケガはなかったらしいんですが、困るんですよね!こういういい加減な修理をされると…」
 
…丁寧な言葉の中にも怒りがみじみでている…
…その鋭利な刃物でオレの心臓を突き刺そうとでも言うのか‥‥
 
「こういう仕事をされると我々の信用問題に関わってくるんですよ」
「君達はぬくぬく中で修理をしているだけかもしれませんが、我々は現場で戦い続けているんですよ」
「我々営業は会社の代表として責任感を持って日々ご利用者様と接しているんです」
「君たちがどんな気持ちで仕事をしようと別に構いませんが…」
「我々の業務の邪魔をすることだけは決して無いようにして頂かなくては困るのですよ」
 
…言いたい放題だ…‥
…修理完了の報告をした時はあんなに感謝してくれたのに‥‥
…本当に同じ人間か……
…まだ続くようだ……
 
「とにかく利用者様には誠心誠意の謝罪をして、もう一度だけ修理のチャンスを頂きました」
「ラストチャンスだと思って早急に完璧に修理を完了して下さい」
 
営業はそう言って立ち去っていった
 
悪魔かこの男は?!
修理屋のプライドがズタズタだ
 
 
………………………
………………………
 
しかし…
本当にオレが失敗したというのか?!
あんな簡単な修理を……
 
ただの利用者と営業の勘違いじゃないのか?!
そもそもあの営業は素人なんだ!!
修理のことなんて何も分かっちゃいない
利用者に言われて、確認もせずに謝ってその場をおさめる為に、とりあえず商品を回収しただけだ
 
きっとそうだ
オレがミスをするわけがない
オレは誇り高き修理屋スグルだぞ!!
 
実際に状態の確認をするのが一番だ
どうせただの勘違いに決まっているんだ
そうに決まっている
 
オレは車椅子のブレーキを掛ける
ブレーキを掛けた状態で車椅子に座ってみる
 
しかし……
その時、恐ろしい出来事が起こった
オレが座った衝撃で車椅子の後タイヤが動いてしまったのだ

まさか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブレーキが効いていない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
修理前の状態に戻っているではないか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おかしい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
そんな事が起きることはない
確かに修理は完了していた
修理後の確認の際、ブレーキを掛けた状態でタイヤは固定されていたはずだ
 
絶望と混乱でオレの頭の中は埋め尽くされる

と、同時に……
今まで築き上げた修理としての誇りとプライドがこっぱみじんに砕け散った…‥
………………………
………………………
 
そういえば…
営業が利用者にケガは無いと言っていたな!!
 
不幸中の幸いとはこのことだ
 
駐車ブレーキに不備があると、大きな事故に繋がるケースもある
座る際に、座る場所が突然動いてしまうのだから当然バランスを崩してしまう
そのまま車椅子から転落されて、ケガをされる場合もある
動く椅子に座ることなど我々でも恐らく出来ないだろう
高齢者の方は筋力も低下されているので、転倒リスクが高まってしまう
 
だから、駐車ブレーキは車椅子の中でも超重要メンテナンス箇所なのだ
 
今回はたまたまケガがなかったとしか言いようが無い
大ケガをされていても全然おかしくなかったのだ
 
何とか首の皮が一枚だけ繋がった
となると、やる事はたった一つだ
今度こそ完全に修理をするしかない
それがオレに残された最後のチャンスだ!!!!
………………………
………………………
 
 
しかし確かにあの時修理は完了していた
どうして今はブレーキが効いないのだ
 
オレは原因を考える
 
固定ネジの締め付けが甘かったのか
いや、、、確かにしっかり締め付けられている
 
なぜだ、、、
原因が分からない、、、
 
悩みながら後タイヤを触った時に、オレはある事に気が付く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タイヤの空気圧が前回とわずかに変わっている気がする
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まさか車椅子を使用したことで空気が減ってしまったのか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでブレーキが効かなくなっていたのだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
どういうことかというと
【ブレーキの空気圧は車イスを使用する徐々に減っていくということだ】

【空気がパンパンに入った状態で、ぎりぎりブレーキが効くようにブレーキ位置を調整しておくと、
 少しでも空気が減るとタイヤの押さえけられる力が弱くなり、ブレーキは効かなくなってしまうのだ】

さすがにもっと空気が減れば、利用者が自ら空気を入れて頂けると思うが、少し減った位では空気を入れることはないだろう
 
ここまで予測できなかったのが今回のクレームの原因だ
 
車椅子を使用することで空気が減ることまで計算して調整しなければならないということだ
 
単にブレーキが効いていたので修理完了だと思ったオレがバカだった
 
………………………
………………………
 
しかしこれは困ったことになった
一気に修理の難易度が高くなってしまった気がする
 
こんな繊細な調整がオレに可能なのか?
オレにはセンスがないんだぞ
………………………
空気の減り具合まで考えるとなるとどうやって修理すれば……
………………………
空気の減り………………
………………………
空気の………………
………………………
………………………
………………………
この時のオレはパニックで本当に落ちるところまで落ちていた…………
センスの有無など関係なく、ただ修理屋の誇りを取り戻すことだけに取り憑かれていたのだ…
修理屋とは名ばかりのただのマヌケだ
だからあんな事を思いついてしまったのだと思う
 
………………………
………………………
………………………
 
と、ここで…
オレはある悪魔のようなアイデアを思いついた
空気をまたパンパンに入れて何事も無かったかのように返却してやろう
クレームなど最初から存在すらしていない
オレは失敗しないので……
………………………
………………………
………………………                    
 
続く
 

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション③修理

2021-12-13
では駐車ブレーキを調整して修理していくとしよう 
 
今回の修理屋スグルもついに修理に突入だ!!どうか最後まで楽しんで頂きたい!!
         ブレーキが固定されている仕組み
 
駐車ブレーキは、
2本の部品で車いす本体に固定されていることが多い

この部品を緩めるとブレーキの位置を調整することが出来る
多くはスパナか六角レンチを使用すると緩めることが出来るのだ

今回はスパナで固定ネジを緩める
 
すると……
先程までは固定されていたブレーキが前後に
スライドできるようになった

後はいい位置に移動させてもう一度ネジを締め付けて、
ブレーキの位置が変わらないように固定するだけだ

               調整仕組み
ちなみに、ブレーキと後タイヤの距離が
近くなるとブレーキは固くなり
遠くなるとブレーキはゆるくなる

距離によってブレーキがタイヤを押さえつける力が変わり、
ブレーキの効きが変わっていくのだ
 
今回は
効きが緩くなっていたので、
少しタイヤにブレーキを近づけて固定することにしよう

とりあえず試しに適当な位置にブレーキを移動させて
動かないように固定してみた
 
すると……
まさかのなかなかいい位置にブレーキが落ち着いた
これは思ったよりいい感じな気がする
            ブレーキ確認方法
せっかくなのでこの状態でブレーキが効いているか確認してみよう
 
おさらいだが‥‥
ブレーキが効いているかの確認方法は…
ブレーキを掛けた状態で後タイヤを持ち上げる
ブレーキを掛けた状態で立ち座り動作をする

この時に後タイヤが動かずに固定されていれば問題無しだ


よし、順番に試していこう
まずは、ブレーキを掛けてタイヤを持ち上げる
よし!タイヤは動かない

続いて立ち座り動作もしてみよう
こちらでもタイヤは動かない

ブレーキの位置もとりあえずこれで大丈夫だろう

ブレーキさえ効いていれば細かい位置は問題ない


これで今回の修理は完了だ
 
今回は簡単な修理だった
 
それにしても‥‥
まさか一度目の位置調整でうまくいくとは思わなかった
 
ついにオレにもセンス発動か?!!
才能の世界に仲間入りか?!!
 
というより‥‥
今回は本当に簡単な修理だった
基本的には来る修理は全て受けさせて頂きますの姿勢だが…
修理道を極める身としては、出来るだけ難しい修理で経験値を積んでいきたい
オレはもっと強い修理と戦いたいんだ!!
        
本当に強い修理が現れた時に、力が衰えているのが恐ろしい
そのために日ごろから常に腕を磨いておきたいのだ
こんな簡単な修理ではむしろ修理の腕が落ちてしまう……
オレは‥‥‥‥オレは‥‥
 
おっと!!‥‥
‥‥‥‥‥‥
余りにも修理が余裕だったために一瞬我を失ってしまった
‥‥‥‥‥‥
オレは落ち着きを取り戻す
 
いけない いけない
 
この修理依頼の向こうには困られている利用者様がいるということを決して忘れてはいけないのだ
 
とりあえず営業に修理完了の報告をして、また日常業務に戻るとしよう!!
 
こんな簡単な修理ばかりでオレの腕も落ちるし、読者の皆様が離れてしまう
次回はもう少し骨のある修理にしよう
 
そしてこんな簡単な修理でも最後まで?!読んで頂いた読者の皆様に今回は感謝を言いたいぐらいだ
 
ではまた次回お会いしましょう
さようなら

      │    │  │    │ │   │ │    │    │   │  │  
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      │    │  │    │ │   │ │    │    │   │  │
  │修理屋スグルと旋律のパーキングミッション③.9 │  │    │ 
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  │                │
      │    │  │    │ │   │ │    │    │   │  │
 
 │    │  │    │ │   │ │    │    │   │  │
 
│  │  │ │いつもありがとう│  │ │  │    │ │
           │  │  │ │サンキュー☆3.9│  │  │ │
│  │    │ │ │  │    │ │
│    │    │   │  │    │  │ │  │    │ │
  │                │
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      │    │  │    │ │   │ │    │    │   │  │    │  │    │ ││    │    │   │  │    │  │ 
│    │   │  │  
その日は特に問題なく終わった‥‥…
  
数日が経ったある日‥…
作業場にまた車いすが置いてある‥‥…… 
どこかで見たことがある車椅子だな‥…

記憶をさかのぼる……  

思い出した‥‥…
これは先日オレがブレーキを修理した車椅子だ…
またメモが貼られている‥‥
メモにはこう書かれていた‥‥……

★至急対応必要 クレーム★

一体どういうことだ‥‥……
頭がパニックだ……
何が起こっているというのだ…‥

しばらく静かに考える‥‥……
やがてある事実にたどり着いた‥‥……

それは背筋が凍りつく程に恐ろしい……
悪夢の始まりだ……


続く

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション②シンク

2021-11-15
業務開始早々に車椅子の修理依頼だ
 
忙しい時期の修理依頼はさすがに厳しい場合もある
いくら修理道を極めるためとはいえ、忙しい時に通常業務以外に仕事が増えるとなかなかつらい
 
しんどい時はしんどい
オレも人の子なのだ
 
しかし今は落ち着いているし余裕もある
 
ようこそいらっしゃいませ!!
今日のオレはやる気まんまんだ!!
 
早く片付けて普段の業務に戻るとしよう

 
まずは、
修理依頼の確認だ
メモにはこう書かれている
 
【駐車ブレーキの効きが悪い】
 
駐車ブレーキというのは車椅子を固定する際に使用するブレーキだ

主に立ち座りや移乗動作の際に使用し、
車椅子が動かないように固定する車のサイドブレーキみたいなものだ
               固定方法
実際にこの車いすのブレーキの状況を確認してみよう
 
オレはブレーキレバーを後ろに引く
するとそれに合わせて、ブレーキ部分が後タイヤに当たり、
車いすが動かないようになる
 
ブレーキの仕組みとしては、
このようにタイヤを押さえつけて固定する場合がほとんどだ
              ブレーキ確認方法
次に、ブレーキが効いているかを確認していこう
確認方法は色々あるが、オレは主に2つの方法でブレーキの効きを確認している
 
 
①つ目は
ブレーキを掛けた状態で、後タイヤを持ち上げる。
この時にタイヤが動かないようなら、しっかりブレーキが効いているということになる
問題なしだ
逆に、持ち上げた際にタイヤが回転して動くようなら問題ありだ
ブレーキの押さえつけが甘いということで、ブレーキは効いていないことになる
 
②つ目は
実際にブレーキをかけた状態で立ち座り動作を行い確認する方法だ
動作の振動でタイヤが動かないようなら、ブレーキが効いているということになり、タイヤが動けばブレーキは効いていないということになる
 
今回はどうだろろうか?
オレは2つの方法で確認する
 
まずはブレーキを掛けて後タイヤを持ち上げる
よし!!
タイヤが動いている!!
 
次にブレーキを掛けて立ち座り動作を行う
こちらもクルクルおタイヤが回っている!!
 
ということで、この車椅子の駐車ブレーキは効いていない
まあ、その理由で修理依頼なのだから当たり前だ
 
 
さてどうやって修理していこうか!? 
 
ブレーキが効いてない場合はまず後タイヤの状態を確認するのだが…‥‥
 
話がかなり長くなるので、今回は省略することにしよう
タイヤが万全の状態なのに後タイヤが動くとなると、ブレーキを調整して修理するしかない
駐車ブレーキの調整だけならそんなに難しくはないし、別にセンスが求められるものでもない
センスという特殊能力を持っていないオレでも対応可能なのだ
 
※※※※※※
修理内容量を日記にする作業というのは結構大変なのだ
文章を書くのだけでも大変だし、写真の加工もまあまあ時間を要する
わざわざ説明を増やして自分を苦しめる必要はない
決して手を抜いているわけではない
オレは既にとても頑張っているのだ
※※※※※※
 
 
           タイヤ状況確認ポイント
ということで、
今回の後タイヤは万全な状態だが、
場合によっては空気を入れるだけで修理できるケースもあるので、ブレーキが効かなくなったら、
まず空気は入れて一度確認して頂きたい
 


次回に続く

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション①序章

2021-10-27
いきなりだが……
オレにはセンスというものがない
何かをやった時にはじめからうまくいったことなど一度もない
たった一度たりともだ
 
ただ自分で言うのもなんだが、何もできない人間という訳ではない
いわゆる凡人というやつだ
 
自慢じゃないが努力することは別に嫌いではない
本を読んだり自己啓発は常にしているつもりだし、毎日継続することも出来ている
それで最初はうまくいかなかったことも、時間さえかけて勉強すれば標準レベルくらいには到達出来る
 
工夫して人並みには何とか辿り着けるのだ
これはこれで凄いことだし、自分を褒めてやりたい
 
ところが世の中には特に努力をしている様子もないのに最初から標準よりレベルを超えてくる人間がいる
これがセンスがある人間というやつだ
 
敬意を込めてセンス様と呼ばせて頂くことにしよう
何が言いたいかというと、凡人がいくら努力したところでセンス様を超えることなど出来ないということだ
 
あの方々は選ばれて生まれた超人なのだ
これが残念ながら現実というやつだ
 
そんな無いものを望んでも仕方がないので、日々車いすと向き合って経験値を積んでいくしかない
オレはオレなりに今日もコツコツ頑張るのだ!!


そんな訳で本日も東大阪センターに出勤だ
今日はどんな1日になるだろうか?
 
業務が始まり、作業場に行くと一台の車椅子が置かれている
 
何やら一枚のメモが貼られている

「至急修理依頼、駐車ブレーキの効きが悪い」

とメモには書かれている
オレのメインの業務はレンタルとして出荷している商品の整備だが、
たまにこういう購入された商品の修理依頼が、わが社の営業から舞い込んでくる

言ってみれば、日常業務から外れた特殊任務のようなものだ


これがまた結構大変なのだ


しかし日常業務だけを行っていても、修理道を極めることは出来ない

オレの野望は世界一の修理屋になることなのだ

逃げることは出来ない

こういう特殊任務が後にオレを成長させることになる!
避けて通れない道だ


待ってました!!!!!!!!!!


喜んで引き受けることにしよう

いや、引き受けさせて頂きますの姿勢で、ぜひやらせて頂きましょう

続く

修理屋スグルとフットレストの陰謀③(思考解決編)

2021-09-13

まさか平和な日々にこんな事件が待っていようとは・・

しかしこのままでは終わない
このままではこの車椅子を使用した利用者様がケガをされてしまう
必ずこの事件を解決しなければならない

絶望の底に落ちたオレに闘志が湧いてくる
まずは頭の整理からだ
もう一度事件を整理してみようか
 
 
★足置き事件内容
・車椅子の足置きが少しの振動で下に落ちてしまう
・この状態で、立ち座りや移乗動作中に足置きが落下してしまう
・動作中につまずいて利用者様がケガをされる可能性がある

どうしてこのような事件が起きてしまったのだろうか?
 
現場をよく観察して見ることにしよう
現場に証拠が隠されているのがサスペンスのセオリーだ
コ〇ンも金田〇少年もホー〇ズも事件を解決に導いている
オレも彼らに習うとしよう
 
オレは足置きを色々な角度から分析する
どこかに事件解決のヒントは隠されていないだろうか?
・・・・
・・・・
上から見ても横から見ても何のヒントも見つけることが出来ない
・・・・
・・・・
所詮オレの実力はこの程度だったのか
修理屋の名が聞いてあきれる
・・・・
・・・・
 
 
仕方ないあれを使うか
 
……スグルアイ発動………
 
もう一度足置きを見てみる
内部まで透けて見える
 
おや!!
底の部分に先程は見えなかったネジのような物が見えるぞ
………
………
息が急に荒くなる
………
………
スグルアイは今回はここまでにしておこう
………
………
長く使いすぎると生死に関わる!!!!
オレは息を整える
車椅子をひっくり返し、足置きをもう一度確認してみよう
 
車椅子をひっくり返して足置きを見た際に、一つの物体がオレの目に飛び込んできた
・・・・
・・・・
なんだこのネジは
・・・・
・・・・
こんな所にネジが隠されていたのか?
やはり現場はよく観察する必要があるのだ
恐る恐るオレはそのネジをドライバーで外す

このネジは一体何の為に使われていたのか?
そんな事を考えながら足置きを触っていると、今度はなんと足置きがスポッと抜けてしまった
そーかあのネジは足置きが抜けないようにするための物だったのか?

呆気にとられながら、オレは外したプレートの方に目を向ける
またまたある物体が私の目に飛び込んできた
・・・・
・・・・
プレートの中に何かがある!!
・・・・
・・・・
恐る恐る私はその物体を取り出します

・・・・
・・・・
これは板だ!!!!
・・・・
プレートの中に薄い板が入っている
・・・・
こんな所にトリックが隠されていたのか!!
この板は一体何のために存在するのだろう?
オレは考える
もしかしたらこの板があることで、足置きが下に落ちないのではないか?
簡単に落ちないように抵抗を掛けているのではないか?
さらに良く観察するとこの薄い板が少し曲がっているように見える

オレはその時ひらめいた
まさか使用している間に板が変形していたのではないか?
推理が加速する
板が変形したことで、抵抗力が無くなり、少しの衝撃で簡単に足置きが落ちてしまうのではないか?
オレの頭脳が極限に達した時、ある案が浮かびあがった
 
・・・・
・・・・
この板を新品に交換しよう
・・・・
・・・・
板を新品に交換すれば、抵抗力が復活し、衝撃を加えても足置きは落下しないはず

 
新品の板を用意して、足置の中にはめ込む
そして足置きを車椅子の中に差し込み固定ネジを締め付ける

これで準備は整った
これで衝撃を加えて足置きが下に落ちなければ事件解決だ
もしまた落ちるようならこの迷宮入りだ
コ〇ンも金田〇少年もホー〇ズも事件を解決することはできないだろう
同時にオレは再び絶望の中に落ち、二度と立ち上がることは出来ないほどのダメージを負うことになるだろう
 
しかし逃げるわけにはいかない
これが修理屋のオレに課された宿命だ
・・・・
覚悟は決まった
・・・・
後はオレの推理を実証するのみだ
・・・・
衝撃を加えるために、恐る恐る車椅子を持ち上げる
そして衝撃を与える為に車椅子を持っている手を離す
運命の一瞬だ

・・・・
・・・・
頼む、足置きよ落ちないでくれ
・・・・
・・・・
ドン!!!!
・・・・
前輪に落下の衝撃が加わった
・・・・
・・・・
・・・・
・・・・
どうだ
・・・・
・・・・
・・・・
落ちていない!!!!
・・・・
・・・・
先程までは簡単に下に落ちていた足置きが、見事に折り畳まれた状態でキープされている
 
その後に立ち座り動作や、足置き手で払ってみても全く動かない
折り畳まれた状態で微動だにすることはない
その姿はまるでそびえ立つタワーのようだ
なんと頼もしく気高いのだ
 
これで事件は解決だ
これなら利用者様も安全に使用することが出来るだろう
 
 
その日はあんな事件があったことが嘘のように静かにすぎた
 
部署の終礼が終わり本日の業務は終了だ
 
作業服からスーツに着替えながら本日の出来事を振り返る
 
こんな事件はもうコリゴリだ
しかし真の事件とは利用者様が安全に安心して車椅子を使用出来ないことだ
その意味では事件は未然に解決出来たのかもしれない
 
利用者様にこれからも安全に車いすを使用して頂きたい
 
そんな思いがオレの頭の中にふと現れた
 
そのためにオレに出来ることは一つしかない
オレが出会う全ての車いすを安全に整備する
それが修理屋として生まれたオレの運命なのだ
 
そう誓いながら会社をあとにする
 
そのオレの心を表すように………
 
…………
 
外にはヒマワリが咲いていた

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