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福祉用具消毒メンテナンス
株式会社ウィズでは介護用ベッドや車いすなどの福祉用具レンタル商品のメンテナンスにおいて、ひとつひとつ丁寧な作業を心がけています。
回収されてきた用具を、清潔で安心な用具として再利用できるようにメンテナンスを行います。
洗浄、消毒、点検、修理など技術や経験を要する作業は専門のスタッフが、隅々まで徹底的にチェックを行い、新品同様の状態に整備いたします。

弊社はISO9001を取得しており、メンテナンスの品質管理や衛生管理に厳しい定めを設けており、結果、ご利用者様やケアマネジャーの方々から信頼をいただいております。

レンタル商品洗浄・消毒工程

弊社のレンタル車いすとバーコード管理
レンタル福祉用具を次の方に安心して利用していただけるように管理された【消毒・洗浄・メンテナンス・保管】を行なっています。

全てのレンタル商品はバーコード管理がされており商品入荷時より 【出荷・引取・消毒・保管・廃棄】までを管理しています。(帰歴管理)


⬇︎消毒・メンテナンスの詳細な工程はこちら⬇︎
修理担当の現実と妄想の間 日記

修理屋スグルの消毒メンテナンス日記一覧

★歩行器の整備と消毒 (1話読み切り)

★後輪タイヤ交換の巻 (全2話)

★駐車ブレーキ交換の巻 (1話読み切り)

★虫ゴム交換の巻 (1話読み切り)

★修理屋スグルとフットレストの陰謀 (全3話)

★修理屋スグル戦慄のパーキングミッション (全7話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 第一部 序章編 (全4話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 第二部 事件編 (全4話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 最終章 真相編 (全5話

虫ゴム交換の巻

2021-06-11

ある日、私の前に1台の車椅子が現れました  


乗り心地が良くないと思ったら、写真のように完全に空気が抜けて大変な状態になっています  

これは放ってはいけませんね

こんな車椅子を見たら修理せずにはいられません  

さてどうやって修理をしましょうか?

まずは、原因を考えていきましょう  

 

【空気が減った時に考えられる3つの原因】

①単純に空気が減っている

②虫ゴムに穴が空いている

③チューブに穴が空いている

 

  【修理方法】

①単純に空気が減っている→空気を入れる

②虫ゴムに穴が空いている→虫ゴムを交換する

③チューブに穴が空いている→チューブ交換かパンク修理で修理が出来ます

  ⬇︎⬇︎⬇︎

に行くほど手間と時間がかかります

特に③はタイヤを外さないといけないので、

手間と時間がかなりかかります  


なので簡単な①②の点検から試していくと

手間も時間も短縮出来ます  

(決して手を抜いているわけではございません 


もっと簡単に確認できる方法はないでしょうか?


右の写真は後輪のチューブ部分の写真です  

チューブの①を緩めて外すと中に②の部品がありました


おやおや②の部品にもゴムが使われていますね  

これは怪しいです  


空気が減っていない側のタイヤは

特に問題無さそうですね  


減っている側のゴムは状態はどうでしょうか?

確認してみましょう  

な、なんと    

写真のように綺麗に虫ゴムが破れてます  


なので今回はの虫ゴムの交換で修理しましょう


使う部品は右下写真の虫ゴムだけです  

では修理をしていきましょう

とても簡単です  


まず破れた虫ゴムを外します

次に新しい虫ゴムを取り付けます

最後に余った部分を切り取り、完成になります

確認:この後空気を入れた状態で約1日程度空気が減っていなければ、問題ないです

今回は一週間以上空気圧が変わらなかったので

虫ゴムの破れが原因でした。


もし、それでも空気が減るようならチューブにも原因が考えられます  

チューブに穴が空いていないか確認しないといけません。


冬場は虫ゴムの取り付けがなかなか大変です  

指先で押し込みながら取り付けるのですが、

爪が大変なことになります  

私は虫ゴムを熱湯につけてからやってます  

そうすると割とスイスイ奥に入っていきます  


おまけで、右の写真のタイプは虫ゴムを付けても修理出来ないです  

このタイプが古くなった場合は、写真のパーツを新しく交換する必要があります  

虫ゴムを交換したが空気が抜けるということで、このタイプに虫ゴムを付けられているケースが時々ありますが

これに新品の虫ゴムを付けても効果がないので、空気は抜けてしまいます。


本日は以上になります

長々と書きましたが、5分程度の簡単な作業です  

 

駐車ブレーキ交換の巻

2021-05-12
駐車ブレーキ

今回は駐車ブレーキ交換の修理をします    


駐車ブレーキの役割

車椅子が動かないように固定するためのパーツです。

車でいうサイドブレーキみたいなものです  

主に立ち座りや移乗の際にブレーキをかけて車椅子が

動かないようにします  


駐車ブレーキの効きが悪くなると、

立ち座りや移乗動作の際に車体が動いてしまい、

事故の原因になります  


状態確認

駐車ブレーキが効かなくなった際は、先にブレーキではなく後輪の状態を確認した方が良いです  

ブレーキで後輪を抑えて車体を動かなくするので、後輪の状態が悪いとブレーキは効かなくなります。

例えば、後輪の溝がなくなっていたり、空気が減っていたりするとそれだけでブレーキが効かなくなります  

修理依頼で空気を入れただけで直るケースが多いです。


今回はタイヤは問題無く、ブレーキの位置を調整しても修理できなかったので、ブレーキの変形が原因になります。

なのでブレーキを交換して修理します  



    〜修理開始〜  

古いブレーキを外す

まずは、古いブレーキを外します。

写真のようにナット2箇所で固定されていることが多いです。

外すのはそんなに難しくはないです。

固定ナット写真
駐車ブレーキを外した状態

新しいブレーキの取付

次に新しいブレーキを取り付けます

新しい部品はやはり美しいですね  

長く使った車椅子でも部品を変えるだけで輝いて見えます  


先程外した位置にブレーキを取り付けます。

同じようにナット2箇所で固定します。

無事に取り付け出来ました  

新品ブレーキ
取付後ブレーキ

位置の調整

最後にブレーキの位置調製をして完成になります  

ここでは後輪タイヤとブレーキレバーの距離を調整します。

タイヤとレバーの距離が遠いと、タイヤを抑えつける力が弱くなり、ブレーキの効きは弱くなります 

逆に距離が近くなるとブレーキの効きは強くなります  

あまり弱くし過ぎると少しでも後輪の空気が抜けると、すぐにブレーキが効かなくなります  

逆に、強くしすぎると、ブレーキをかけた際に後輪に跡が残ったりします  

適度な距離に調整するのが大事ですね(これが非常に難しい 

 

今回の感想

調整が終わりブレーキ交換完成しました  

ちなみにブレーキの固さを左右同じに調整することも大事です!

今回の修理時間は約15分でした  

駐車ブレーキの交換は修理難易度としてはそんなに難しくはないです

今回は駐車ブレーキの交換だけで修理出来ましたが、後輪タイヤと合わせて交換して修理するケースの方が多いですね  


  今回のポイントとしては

駐車ブレーキが効かなくなった際は、後輪の状態も一緒に確認する

駐車ブレーキはゆる過ぎず、かた過ぎず調整する

です

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました  

また修理をしたら報告します  

後輪タイヤ交換の巻

2021-03-18
東大阪センターの才本卓です
よろしくお願いします 

消毒メンテナンス日記ということで、
週1回修理した内容や感じた出来事を更新しておりましたが、
困ったことか起きました 

それは………
書くことがない 

そんなに頻繁に修理もトラブルも起きないですよね

その方がいいんですけどね
平和が一番ですもの 

そもそも私の頭で毎週新しいアイデアが浮かぶことは、
私が総理大臣になる位不可能なことでした 

次からはメンテナンス紹介ということで、
普段行っている車椅子のメンテナンスや整備のポイントを紹介していきます 

ちなみに弊社では各車椅子ごとに写真のような点検チェック表を使って
メンテナンスを行っています 

↑写真はお仕事中の私の上司です 

では、次回からマニアックになり過ぎないように、
出来るだけ分かりやすく頑張って書きます  
チェック表
上司写真

後輪タイヤ交換の巻

2021-03-11
写真①
本日は後輪タイヤを新品に交換します  
それもノーパンクタイヤからエアータイヤに交換します 
 
一般的にエアータイヤに交換することで乗り心地が良くなります。
その代わり自転車と同じでパンクします。
乗り心地かパンクかどちらを優先するかですね。

電動車いすにノーパンクが少ないのは
乗り心地を優先しているからだと思われます。

では交換していきましょう 
工具は【写真①】の工具を使います⇨
レバーはプラスチックがおすすめです!
チューブを傷つけにくいからです。
写真②



まずは今ついているタイヤを外します

外したのが【写真②】の状態です

レバーでは外せないので
私は赤丸部分をカッターで切って外します  
他にきれいな外し方があったら誰か教えて下さい  
続きまして新品のタイヤとチューブを取り付けます  【写真④】がチューブです

空気で膨らんでいる状態なので穴があくと空気が漏れてしぼみます→これがパンクです
写真③
写真④
では取り付けます  

タイヤの中にしっかりチューブが装着されていないと、
空気を入れた際にチューブが破裂します  
破裂した際はすごい音がなります

本当に花火みたいなすごく大きな音がなります  
レバーを使って頑張ります

きれいに左右装着できました  【写真⑦】
【写真⑥】のチューブの根本部分が一番チューブがはみ出やすいで特に注意が必要です  

新人時代はうまく出来なくてよく怒られましたが、今はキレイに付けれるようになりました
あれもいい思い出ですね  
写真⑤
写真⑥
写真⑦

歩行器の整備と消毒

2021-03-04
歩行器の整備と消毒
本日は幸和製作所様のテイコブリトルF WAW03という商品の整備と消毒をします

●整備前
①清拭と消毒
屋外で使用するタイプの歩行器はどうしても汚れやすいです
今回の歩行器もややホコリと泥が付着しています
※ちなみに汚れを落とすことが清拭で、殺菌することが消毒です

泥やホコリがついているだけなら拭き取るだけですぐに綺麗になります
ちなみにサビや汚れが付着したものはかなり苦労します

②ブレーキ
私の主観ですが、安全に使用するためには、ブレーキ調整とネジの締め付けが大事です
直接事故につながりやすい部分なので大事です
ブレーキは使っているとブレーキレバーとタイヤの間に隙間が出来て、ブレーキの効きが悪くなります
ちなみに隙間が出来る原因はブレーキレバーとブレーキ部分を繋ぐワイヤーが使用すると伸びてくるからです

簡単な修理でブレーキ調整できます


③走行性
前輪の首振り部分に汚れが付着することで走行性が悪くなります
市販の潤滑用のスプレーを付着させることで走行性が良くなります

では頑張って清拭と整備をします
消毒前 全体画像
消毒前 フレーム汚れ画像
消毒前 ブレーキ画像
⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎⬇︎


●整備後

①清拭と消毒
30分一生懸命拭きました
写真では分かり辛いですが、泥とホコリはとれました


②ブレーキ
ブレーキもしっかり効くように調整しましたので、安全にご利用頂けます
補足で、ブレーキを固く調整し過ぎると、ブレーキをかけれなくなったり、使いづらくなります
程よく調整するのが大事です


③走行性
前輪にスプレーを注入したことで走行性も良くなりました

今回は、調整のみでしたが、場合によって部品交換が必要な場合もあります

それはまたの機会に‥‥


終わりに
安全安心にご利用頂けるように、これからも勉強していきます
よろしくお願いします

東大阪センター 才本卓
消毒後 全体画像
消毒後 全体画像
消毒後 フレーム画像

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