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福祉用具消毒メンテナンス
株式会社ウィズでは介護用ベッドや車いすなどの福祉用具レンタル商品のメンテナンスにおいて、ひとつひとつ丁寧な作業を心がけています。
回収されてきた用具を、清潔で安心な用具として再利用できるようにメンテナンスを行います。
洗浄、消毒、点検、修理など技術や経験を要する作業は専門のスタッフが、隅々まで徹底的にチェックを行い、新品同様の状態に整備いたします。

弊社はISO9001を取得しており、メンテナンスの品質管理や衛生管理に厳しい定めを設けており、結果、ご利用者様やケアマネジャーの方々から信頼をいただいております。

レンタル商品洗浄・消毒工程

弊社のレンタル車いすとバーコード管理
レンタル福祉用具を次の方に安心して利用していただけるように管理された【消毒・洗浄・メンテナンス・保管】を行なっています。

全てのレンタル商品はバーコード管理がされており商品入荷時より 【出荷・引取・消毒・保管・廃棄】までを管理しています。(帰歴管理)


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修理担当の現実と妄想の間 日記

修理屋スグルの消毒メンテナンス日記一覧

★歩行器の整備と消毒 (1話読み切り)

★後輪タイヤ交換の巻 (全2話)

★駐車ブレーキ交換の巻 (1話読み切り)

★虫ゴム交換の巻 (1話読み切り)

★修理屋スグルとフットレストの陰謀 (全3話)

★修理屋スグル戦慄のパーキングミッション (全7話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 第一部 序章編 (全4話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 第二部 事件編 (全4話)

★修理屋スグルと沈黙のFIVE LIARS 最終章 真相編 (全5話

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション ⑦トゥルーミッション

2022-02-24
つい先程まであんな激闘があったとは思えない
まるで嵐の後の静けさのようだ
 
オレはこの車いすのブレーキを完全に修理した
ついにオレはやり遂げたのだ
 
両腕がボロボロだ
スグルハンドも限界だった
やはりまだ器が完成していない
まだまだ修行が必要だ!!
 
 
…………………………………………
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しかしまだ戦いは続く…
本当にブレーキ調製が完了しているか確認する必要があるのだ
 
 
確認ポイントは2つだ
 
ある程度空気が減った状態でもブレーキがしっかり掛かっている
空気をパンパンに入れた状態でも力を入れずにブレーキを掛けることが出来る
さらに②に関しては、
ブレーキを掛けたことで、過度な負荷が後タイヤにかかっていないかも確認する必要がある
ブレーキに押されてタイヤが変形してしまうケースがあるのだ
 
自分に厳しく、人には優しく……
そして車いすには特に優しく……
これがオレのポリシーなのだ!!
 
 
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とにかく…
この確認が終わらない限り、今回の修理が完成したとは言えない……
修理の道は過酷なのだ……
 
 
まずは、……
空気が減った状態でもブレーキがしっかり掛かっているか確認する
 
オレはブレーキを掛けた状態で徐々に空気を抜いていく
 
すると、どうだ……
まったくタイヤは動く気配すらない
ブレーキはずっと掛かり続けたままだ
 
ブレーキが完全にタイヤをロックし決して離さない
その姿はまるで情熱的に抱き合う恋人同士のようだ
 
残された難題はあと一つだ
 
オレは②の
空気をパンパンに入れた状態でも力を入れずにブレーキを掛けることが出来るかと、
ブレーキを掛けたことでタイヤが変形していないかを確認する
 
一応手順通り確認を行うが、……
今のオレにもはや不安要素ははない
オレが想定した出来事が予定通りに起こるだけだ
 
オレは空気をパンパンに入れた状態でブレーキを掛ける
 
当然の結果なのだが…
特に力を入れなくてもブレーキを掛けることができた!!
もちろんタイヤに負荷もかかっていない
 
な、、なんと優しいのだろう……!
まるで優しく我が子を抱きしめる母親のようだ
愛情に満ちあふれている
 
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どちらの確認も行ったが、全く問題無しだ!!
やはり今回のブレーキ調整は完璧だった!!
 
これで修理完成だ!!
ミッションコンプリートだ!!!!
 
 
 
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今回はほんとうに厳しい戦いだった!!
 
しかし…
これからも戦いは続く…
 
いつまた…
これより恐ろしい敵が現れるか分からない…
 
もっと修行が必要だ!!!!
オレは心にそう誓った!!
 
 
 
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実は今回はこれで終わりではない…
 
オレにはもう一つやらなければいけないミッションが残っている…
 
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それは……
 
 
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あの営業への修理完了報告だ
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これを果たさずして、今回のミッションを終えることは出来ない
オレに課せられた最後の試練なのだ…
 
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彼には本当に迷惑をかけた‥
いくら謝罪しても足りないだろう…
 
しかし、彼のおかげでオレは今回の修理を完成させることが出来た
彼のお客様に対する誠実さと必死さがオレを変えたのだ…
 
彼はオレを受け入れてくれるだろうか……
許してくれるのだろうか……
 
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オレは報告のために彼を探しに行く
彼は2階にいた
 
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「オレは別にセンスを武器に大成功したかったわけではない」
 
「決して大それたことは考えていない」
 
「オレの望みは……たった一つ‥」
 
「たった一つだけ……」
 
「それは……」
 
「人から認められたい」
 
「たったそれだけだ」
 
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オレはまず彼に謝罪をした
そして故障の原因を説明した
それから修理した車イスを確認してもらうために、一緒に作業場に移動した
 
 
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「オレはセンスが無いことに甘えていた」
 
「いつも困難から逃げていた」
 
「ほんとうにダメな人間だった」
 
「しかし彼のおかげで変わることが出来た」
困難に打ち勝つことが出来たのだ」
 
「だから……」
 
「ほんの少しだけでいい‥…」
 
「今のオレを認めてくれはしないだろうか……」
 
「たった……一言だけでもいい…」
 
「オレを認める言葉を発してくれはしないだろうか‥…」
 
「彼の口から聞きたい…‥」
 
「オレが戦士と認めた彼の口から…‥」
 
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一緒に作業場に移動し、もう一度彼に修理した内容を報告した
 
彼はそれを黙って聞き終えた後に、車いすを触り始めた
 
本当に修理が完了しているか自分自身で確認しているのだ
 
彼は念入りに念入りに確認している
 
ようやく点検が終わった
 
その場に静寂と緊張感が訪れる
 
オレは彼が話し始めるたのをただ待つ…
 
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ようやく彼の重い口が開いた……
 
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「確かに修理は完了しているな」
 
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彼はその一言だけを言い、その場を立ち去った
 
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「世の中はそんなに甘くなかった」
 
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彼がオレを認めてくれることは決して無かった
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オレは悲しみで胸が張り裂けそうになった
 
 
しかし、オレが今回の一件で成長出来たことは紛れもない事実だ
 
 
「何度でもチャレンジすればいいだけだ」
「彼に認めてもらえるまで、精一杯努力し続けるんだ」
 
オレは心に固くそう誓った
 
 
………………………………………
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昼休みになり、オレは2階に移動する
 
作業場は1階にあるが、事務所は2階にあるのだ
 
「いちいちへこんでいても仕方がない」
 
「昼ご飯でも食べて、午後からまた頑張ろう!!」
 
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2階のオレのデスクに移動する
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すると、何か見覚えのない物が置いてあることに気が付いた
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遠くからでそれが何かはまだ分からない
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まさか…‥また修理依頼か?……
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デスクに近づいてようやくそれが何かが分かった
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そこには1杯のコーヒーが置かれていた
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またメモが貼られている
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「今回はお疲れさまでした。本当に助かった。また今後も期待している。頑張ってくれ」


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オレは胸が熱くなる
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送り主が誰かはすぐに理解することが出来た
 
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「彼が少しでもオレを認めてくれたのだろうか…」
 
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考えている間にオレは涙が出そうになった
 
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オレの身体は今まで感じたことのない気持ちで張り裂けそうになった
 
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その感情を、言葉で表現することなどは決して不可能だろう
 
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そして…
オレの中に確かな変化が起きるのを感じた
 
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それは、
 
そうそれは…
 
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それは‥‥
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まるで……
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まるで、
今までオレの心をずっと縛り続けていたブレーキが…一気に全て解除されたような感覚だった
 
 
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オレの中の何かが動き出した…
全てが開放されたような感覚!!
新しく生まれ変わった気分だ!!
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……………………
 
 
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今回の一件で…
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オレは不可能と思っていたブレーキの修理を完成させた……
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と同時に、…
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オレをずっと制御し続けていた、…
自分の中の心のブレーキを破壊することにも成功した
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つまり…これで……
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今回のオレのパーキングミッションは全て完了だ!!
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修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション
 
ブレーキ位置写真

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション ⑥ノーリミット

2022-01-18
雷鳴が闇を照らす
スグルハンドが青白く燃えている!!
覚悟は決まった!!
 
あとやることは一つだけ!!
 
目の前の車いすを修理するだけだ
 
 
修理を成し遂げたいという気持ち…
そして利用者様への思いが頂点に達したとき…
オレの体に変化が起きる
 
しかし器がまだ完成していない…
オレの体が耐え切れるかだけが唯一の不安要素だ…
 
まぁ今さらそんなことも言ってられないだろう
コイツを倒さない限り修理屋として明日を生きる資格などないのだ
 
 
………………………
………………………
 
修理方法は単純明快だ
 
ベストな位置にブレーキを調整してやればいい
 
復習だが‥…
車イスの駐車ブレーキを調整する場合は、次の点に注意して行う必要がある
 
・使用する間に車いすの空気圧は減っていく
・予め空気圧が減ることを計算し、位置を調整する必要がある
 
今回のように
空気がパンパンに入った状態で、ぎりぎりブレーキが効くようにブレーキ位置を調整しておくと、
少しでも空気が減るとタイヤの押さえけられる力が弱くなり、ブレーキは効かなくなってしまうのだ
 
しかし、
タイヤとブレーキの位置を近付けすぎると、固すぎてブレーキを掛けれなくなってしまう
 
つまり
タイヤとの距離が、遠すぎず近すぎない位置にブレーキを調整する必要があるのだ
 
ブレーキ位置写真
理屈は簡単だ
しかし実際に調整するとなるとそう単純ではない
 
まぁうまくいくまで何度でもやり続けてやるさ
オレはもう一度覚悟を決める
 
 
 
………………………
………………………
 
オレはさっそく工具を握り調整を開始する
 
「まずは少しブレーキをタイヤに近づけて見よう」
 
オレは固定部品を緩めブレーキをタイヤ側にスライドさせて固定する
 
「中々いい位置じゃないか」
「スグルハンドのおかげで位置調整も容易だ」
 
前回よりも明らかに良い位置に調整できた気がする
 
「試しに空気を抜いてみよう」
 
オレは後タイヤの空気を抜く。
空気を抜いた状態でもブレーキが効いていれば完成だ
 
「ダメだ……」
 
少し空気を抜いた段階でブレーキは既に効かなくなってしまった
 
一度目は失敗に終わった
 
「なあに!!一度や二度で成功するなんて思っちゃいないさ」
 
次はもっとブレーキをタイヤに近づけて固定してみる
 
 
「ダメだ……」
 
今度はタイヤに近すぎて、ブレーキを掛けることができない。ブレーキが固すぎる
「もう一度チャレンジだ」
 
 
 
 
………………………
………………………
………………………
………………………
 
 
 
そう言って…
何十回チャレンジしたことだろう
 
何回やっても一度たりともベストな位置にブレーキを調整することが出来ない
 
「なんだこの怪物は……」
 
スグルハンドも限界が近づいてきている
 
また何回も同じ調整を繰り返していく
しかしことごとく失敗に終わる
 
オレはチャレンジこそするが、徐々に以前より希望が無くなってきているのを感じていた……
 
 
 
「やはりオレは駄目なのか‥‥しょせんオレには無理なのか… …」
「これがオレの限界なのか……」
 
 
 
 
 
 
………………………
………………………
どうしていつもこうなんだ
………………………
………………………
 
 
 
 
思えば、オレの人生はいつもそうだ…‥
何一つ成し遂げたことなどない……
精一杯努力してもたかが凡人止まりだ……
しょせん人の役にたつような人間ではないのだ…
………………………
………………………
 
 
 
オレはしょせんダメなやつなんだ
………………………
 
 
 
 
 
 
 
 
……………………… 
………………………
 
 
 
………………………
………………………
いきなりだが……
オレにはセンスというものがない
何かをやった時にはじめからうまくいったことなど一度もない
たった一度たりともだ
………………………
 
 
 
 
……………………… 
そう言えば昔からいつもこんなことばかりを考えていた気がする……
……………………… 
 
………………………
「本当にその通りだ……そうやって周りの人間が成功するのをいつも見てきたんだ‥」
………………………
 
 
 
 
 
 
………………………
自慢じゃないが努力することは別に嫌いではない
それで標準レベルくらいには到達出来る
工夫して人並みには何とか辿り着けるのだ
これはこれで凄いことだし、自分を褒めてやりたい
………………………
 
 
 
………………………
「違う…………そうじゃない……‥そうやって自分を褒めて………それで自分を肯定して、それ以上努力しなくてもいい理由を自分で作っていたんだ…オレはただ現実から逃げていただけだ…」
………………………
 
 
 
 
 
………………………
ところが世の中には特に努力をしている様子もないのに最初から標準よりレベルを超えてくる人間がいる
………………………
 
 
 
………………………
「一生オレにそんな人生はこない……オレは一生凡人のままで終わりだ…」
「オレは今回もまたダメみたいだ……‥…」
「オレは終わりだ‥…………」
………………………
………………………
………………………
………………………
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
………………………
「イヤ‥…………だ‥……」
………………………
………………………
………………………
………………………
………………………
 
 
 
 
 
 
………………………
「イヤだ」
………………………
 
………………………
「そんな人生はイヤだ」
「オレはこれからもずっと困難から逃げていくのか…自分に限界を作って凡人として生きていくのか……そんなのはまっぴらごめんだ…‥」
 
 
オレはもう一度スパナを握りしめる
 
 
 
スグルハンドはとうに限界だ
 
「そんなことは知ったこっちゃない…
オレは今まで自分に限界を作って現実から逃げていただけだ…今回もそうするのか‥…そのままでいいわけがない」

「自分の道は自分で切り開け……限界なんて物は超えるためにあるのだ…自分で勝手に作るな!!」
………………………
 
 
 
 
………………………
最初から標準よりレベルを超えてくる人間がいる
これがセンスがある人間というやつだ
………………………
 
………………………
「そんな人間はいない!!そういう人間はその前に血ヘドを吐くような努力をしているんだ!!限界のない努力をしているんだ!!いつも逃げていたオレといっしょにするのがそもそも失礼だ!!」
………………………
………………………
 
 
………………………
もう一度ブレーキ調整をしたが、今回もベストな位置には調整出来なかった
………………………
………………………
 
「失敗なんて関係ない!!次だ!!次もう一度だ!!」
「限界なんて自分で作るんじゃねぇぇーー!!超えろー」
 
………………………
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
………………………
これがセンスがある人間というやつだ
敬意を込めてセンス様と呼ばせて頂くことにしよう
………………………
 
………………………
「最初から何でも出来るやつなんていねぇぇーー!!いたとしてもそれがどうしたーー!!センス様がどうしたぁぁーーー!!!!」
「オレは………オレは……オレはぁぁーー…」
 
 
 
「それならオレは誇り高き修理屋スグル様だァァァァァーーーーーー!!」
 
 
 
………………………
………………………
スグルハンドが輝きを取り戻してきた
………………………
………………………
 
 
 
 
 
 
………………………
何が言いたいかというと、凡人がいくら努力したところでセンス様を超えることなど出来ないということだ
あの方々は選ばれて生まれた超人なのだ
これが残念ながら現実というやつだ
………………………
 
 
 
………………………
………………………
「そんなことはない」
………………………
………………………
 
 
 
………………………
「そんなことはない!!凡人でもそこに限界を作らなければ可能性は無限に広がるんだ……今からオレがそれを証明してやる」
「現実だろうが超人だろうがオレが今から全て超えてやる!!」
 
 
………………………
オレは工具を握り、全てを込めてブレーキをもう一度調整する
………………………
 
 
「決して諦めるな!!」
 
「超えろ!!!!今までオレが無理だと思ってきた全てのモノを超えろ!!」
「本当に選ばれた人間がいるのなら、それすらも今ここで超えろ!!」
 
 
「限界なんて勝手に自分で作るな!!もし、あったとしても自分で超えていけばいいだけだ!!可能性は無限に存在するんだ!!!!」
 
 
 
 
………………………
握り締めた工具がいつもより身近に感じる
まるで工具と一体化しているみたいだ
そうか!!これがスグルハンドの真の力か!!
………………………
 
 
 
「超えろぉぉーー!!!!」
 
「オレに限界なんてないんだぁぁー!!!!」
 
「超えろぉぉおーー!!!!」
 
「今までのオレの人生を超えろぉぉーー!!!!」
 
「限界を超えろぉおおおーーー!!!!」
 
「現実を超えろぉおーーー!!!!」
 
「未来を超えろぉぉぉーー!!」
 
 
「すべてを超えろぉぉおおおおーー!!!
 
 
「センスを超えろぉぉおおおーーーーーーーーー!!!!」
 
 
 
 
 
 
………………………
………………………
………………………
………………………
 
 
気が付くと両腕はボロボロになっていた
あれは一体なんだったのか
オレの人生で一度たりとも体験したことがない出来事だった
 
 
………………………
………………………
 
 
まるで激しい大嵐の後に静寂が一気に訪れたみたいだ‥
気が付くとベストな位置にブレーキは調整されていた…
 
オレは遂に成し遂げたのだ……
 
………………………
………………………
………………………
………………………
 
 
次回最終回

続く
 
 
 
 

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション⑤悪魔と天使

2022-01-07
確かに、使用中に空気が減ったことでブレーキが効かなくなったことは理解できた
 
それでブレーキが効かなくなってクレームになったことも納得できた
 
それなら空気を入れればブレーキがまた効くようになるなー
あの時のオレは本当に頭がどうかしていた
修理屋としての誇りとプライドを取り戻すことだけに脳の全てが支配されていたのだ
 
「幸い利用者も営業もブレーキが効かなくなった原因にはまだ気付いていない」
「それなら空気を入れてしまえばまたブレーキは効くようになる」
「それで全て元通りだ」
 
試しに空気を入れてブレーキが効くか確認してみた
タイヤはブレーキで固定されて全く微動だにしない
ブレーキがしっかり効いた状態に戻っている
 
「どうだしっかり効いているじゃないか」
「この状態で返却してしまえば今回のクレームすら無かったことに出来るぞ」
「利用者と営業がただ勘違いをしていただけだ」
「故障などしていない」
「ブレーキはずっと効き続けていたのだ」
 
オレは失敗などしてはいけない
オレは誇り高き修理屋スグルなのだ
 
………………………
………………………
 
あの偉そうな営業に何も問題はなかったと車いすを返却してやろう
 
そもそも彼が全て悪いのだ
彼がオレから修理屋としての誇りを奪い、悪魔に変えてしまったのだ
 
どうやって報告しようか?
まずは自分で状態を確認できるようになれとでも言ってやろうか?
責任感の話や業務の邪魔をするなとも言っていたな
それもそのまま倍返しにして言ってやろう
思い描いただけでニヤニヤがとまらない
 
修理屋としての誇りとプライドを奪った罪を、地獄の底で悔い改めさせるのだ
 
………………………
………………………
 
そうと決まれば早速営業に報告だ
どこにいるんだ
 
探し回ってようやく見つけた
どうやら誰かと電話をしているらしい
こんな時に電話とはのんきなものだ
まーもうすぐ自分がどうなるか知らないのだから勘弁してやろう
 
電話の声が聞こえてきた
 
「誠に申し訳ございませんでした」
「今回の件でお怪我が無かったのがまず何よりです」
「至急修理を行い、完全な状態を行い再納品させて頂きます」
 
オレが修理した車いすの所有者と話しているようだ
 
周りの社員からの話し声も聞こえる
「クレームらしいですよ」
「よりによって○○さんらしーですよ」
「○○さんを怒らせちゃったんですか?」
 
どうやらかなりのクレーマーらしい
 
「前の営業は〇〇さんを怒らせたことで何回も謝罪に行っていたみたいですよ」
「可哀想に!!まだ担当になったところなのに…」
「今回は何回呼び出されることやら…」
 
営業はまだ電話で利用者の話を聞いているようだ
 
「本当に申し訳ございませんでした」
「今回の件で○○様の信頼を失わないように誠心誠意対応させて頂きます」
「どうか我が社にもう一度だけチャンスをーーー!!」
 
………………………
………………………
 
オレの中に落雷でも落ちたかのような衝撃が落ち、思わずその場を離れた
 
彼は確かに戦っていた
現場という戦場の中で、弾丸にまみれながら立派に戦っていたのだ
しかも会社のためにだ
自分のメンツではなく、会社の代表として必死にもがいて戦っていたのだ
 
「それに比べて、オレはなんなんだ!!」
「オレは自分のちっぽけなプライドを取り戻そうとしていただけだ」
「自分の保身の為に内容をごまかそうとしていた!!また彼に恥をかかせるところだったではないか」
「そんなことで修理屋の誇りが取り戻せるのか?」
「そもそも修理屋のメンツなんてくだらない」
「そんなプライドなんて捨ててしまえばいいんだ」
 
オレはこれでもかと自分を恥じた
 
「そもそもオレが今 修理屋として成立出来ているのはどうしてだ」
「オレにはセンスがない」
「いつも最初から上手く行ったことはない」
「周囲はセンスには優しいが、努力には厳しい」
「センスがあって最初から上手くいく人はこれでもかと褒め称える」
「しかし努力して出来るようになっても当たり前だと思われるだけだ」
「特に何の反応もない」
「それでも諦めずにコツコツ頑張ってきたんじゃないのか?」
「コツコツ頑張ってきたからこうして修理屋としてオレは一つの存在として今生きているんじゃないのか」
「困難をごまかして逃げるなんて絶対にしてはいけないのだ」
 
………………………
………………………
オレはどうやら目が覚めた
 
困難から決して逃げるな!!
この会社の社員として彼と一緒に利用者の信頼を取り戻す為に戦うのだ!!
 
オレの中に確固たる決意が出来た!!
………………………
………………………
しかし、どうしたものか?
………………………
完全に修理するとなると、この修理はかなり難易度が高い
………………………
それに今回は急ぎの案件だ
………………………
コツコツ努力をする時間はないぞ
………………………
どうする
………………………
………………………
利用者が困られている
そして営業にこれ以上恥をかかせるわけにはいかない
………………………
これが俺の限界なのか?
 
………………………
………………………
 
その時
………………………
何かのトリガーが発動された気がした 
………………………
雷鳴が闇を照らす
………………………
気付くとオレの手は青白い炎で包まれている
………………………
………………………
スグルハンド発動だ!!
………………………
………………………
続く
 
 
 

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション④虚像歪曲のコンプレックス

2021-12-24
見覚えがある車いすが作業場に置かれている
先日オレがブレーキを修理した車椅子だ
 
どうしてここにあるのだろう?
 
何やらメモが貼り付けられている
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
至急対応必要
クレーム
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
一瞬にして背筋が凍りつく
 
どういう事だ
確かに修理を完了させて返却したはずだ
 
気が動転してパニック寸前なオレに追い打ちをかけるように後ろから声がした
 
利用者から車椅子を引き取ってきた担当営業だ!!
 
「困るんですよね!!しっかりやって頂かないと」
「しばらくは普通に使えていたらしいんですが、また同じようにブレーキが効かなくなったらしいんですよ」
「利用者にケガはなかったらしいんですが、困るんですよね!こういういい加減な修理をされると…」
 
…丁寧な言葉の中にも怒りがみじみでている…
…その鋭利な刃物でオレの心臓を突き刺そうとでも言うのか‥‥
 
「こういう仕事をされると我々の信用問題に関わってくるんですよ」
「君達はぬくぬく中で修理をしているだけかもしれませんが、我々は現場で戦い続けているんですよ」
「我々営業は会社の代表として責任感を持って日々ご利用者様と接しているんです」
「君たちがどんな気持ちで仕事をしようと別に構いませんが…」
「我々の業務の邪魔をすることだけは決して無いようにして頂かなくては困るのですよ」
 
…言いたい放題だ…‥
…修理完了の報告をした時はあんなに感謝してくれたのに‥‥
…本当に同じ人間か……
…まだ続くようだ……
 
「とにかく利用者様には誠心誠意の謝罪をして、もう一度だけ修理のチャンスを頂きました」
「ラストチャンスだと思って早急に完璧に修理を完了して下さい」
 
営業はそう言って立ち去っていった
 
悪魔かこの男は?!
修理屋のプライドがズタズタだ
 
 
………………………
………………………
 
しかし…
本当にオレが失敗したというのか?!
あんな簡単な修理を……
 
ただの利用者と営業の勘違いじゃないのか?!
そもそもあの営業は素人なんだ!!
修理のことなんて何も分かっちゃいない
利用者に言われて、確認もせずに謝ってその場をおさめる為に、とりあえず商品を回収しただけだ
 
きっとそうだ
オレがミスをするわけがない
オレは誇り高き修理屋スグルだぞ!!
 
実際に状態の確認をするのが一番だ
どうせただの勘違いに決まっているんだ
そうに決まっている
 
オレは車椅子のブレーキを掛ける
ブレーキを掛けた状態で車椅子に座ってみる
 
しかし……
その時、恐ろしい出来事が起こった
オレが座った衝撃で車椅子の後タイヤが動いてしまったのだ

まさか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
ブレーキが効いていない
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
修理前の状態に戻っているではないか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
おかしい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
そんな事が起きることはない
確かに修理は完了していた
修理後の確認の際、ブレーキを掛けた状態でタイヤは固定されていたはずだ
 
絶望と混乱でオレの頭の中は埋め尽くされる

と、同時に……
今まで築き上げた修理としての誇りとプライドがこっぱみじんに砕け散った…‥
………………………
………………………
 
そういえば…
営業が利用者にケガは無いと言っていたな!!
 
不幸中の幸いとはこのことだ
 
駐車ブレーキに不備があると、大きな事故に繋がるケースもある
座る際に、座る場所が突然動いてしまうのだから当然バランスを崩してしまう
そのまま車椅子から転落されて、ケガをされる場合もある
動く椅子に座ることなど我々でも恐らく出来ないだろう
高齢者の方は筋力も低下されているので、転倒リスクが高まってしまう
 
だから、駐車ブレーキは車椅子の中でも超重要メンテナンス箇所なのだ
 
今回はたまたまケガがなかったとしか言いようが無い
大ケガをされていても全然おかしくなかったのだ
 
何とか首の皮が一枚だけ繋がった
となると、やる事はたった一つだ
今度こそ完全に修理をするしかない
それがオレに残された最後のチャンスだ!!!!
………………………
………………………
 
 
しかし確かにあの時修理は完了していた
どうして今はブレーキが効いないのだ
 
オレは原因を考える
 
固定ネジの締め付けが甘かったのか
いや、、、確かにしっかり締め付けられている
 
なぜだ、、、
原因が分からない、、、
 
悩みながら後タイヤを触った時に、オレはある事に気が付く
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
タイヤの空気圧が前回とわずかに変わっている気がする
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
まさか車椅子を使用したことで空気が減ってしまったのか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
それでブレーキが効かなくなっていたのだ
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
どういうことかというと
【ブレーキの空気圧は車イスを使用する徐々に減っていくということだ】

【空気がパンパンに入った状態で、ぎりぎりブレーキが効くようにブレーキ位置を調整しておくと、
 少しでも空気が減るとタイヤの押さえけられる力が弱くなり、ブレーキは効かなくなってしまうのだ】

さすがにもっと空気が減れば、利用者が自ら空気を入れて頂けると思うが、少し減った位では空気を入れることはないだろう
 
ここまで予測できなかったのが今回のクレームの原因だ
 
車椅子を使用することで空気が減ることまで計算して調整しなければならないということだ
 
単にブレーキが効いていたので修理完了だと思ったオレがバカだった
 
………………………
………………………
 
しかしこれは困ったことになった
一気に修理の難易度が高くなってしまった気がする
 
こんな繊細な調整がオレに可能なのか?
オレにはセンスがないんだぞ
………………………
空気の減り具合まで考えるとなるとどうやって修理すれば……
………………………
空気の減り………………
………………………
空気の………………
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………………………
………………………
この時のオレはパニックで本当に落ちるところまで落ちていた…………
センスの有無など関係なく、ただ修理屋の誇りを取り戻すことだけに取り憑かれていたのだ…
修理屋とは名ばかりのただのマヌケだ
だからあんな事を思いついてしまったのだと思う
 
………………………
………………………
………………………
 
と、ここで…
オレはある悪魔のようなアイデアを思いついた
空気をまたパンパンに入れて何事も無かったかのように返却してやろう
クレームなど最初から存在すらしていない
オレは失敗しないので……
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………………………                    
 
続く

修理屋スグルと戦慄のパーキングミッション③修理

2021-12-13
では駐車ブレーキを調整して修理していくとしよう 
 
今回の修理屋スグルもついに修理に突入だ!!どうか最後まで楽しんで頂きたい!!
ブレーキが固定されている仕組み
 
駐車ブレーキは、
2本の部品で車いす本体に固定されていることが多い

この部品を緩めるとブレーキの位置を調整することが出来る
多くはスパナか六角レンチを使用すると緩めることが出来るのだ

今回はスパナで固定ネジを緩める
 
すると……
先程までは固定されていたブレーキが前後に
スライドできるようになった

後はいい位置に移動させてもう一度ネジを締め付けて、
ブレーキの位置が変わらないように固定するだけだ

調整仕組み
ちなみに、ブレーキと後タイヤの距離が
近くなるとブレーキは固くなり
遠くなるとブレーキはゆるくなる

距離によってブレーキがタイヤを押さえつける力が変わり、
ブレーキの効きが変わっていくのだ
 
今回は
効きが緩くなっていたので、
少しタイヤにブレーキを近づけて固定することにしよう

とりあえず試しに適当な位置にブレーキを移動させて
動かないように固定してみた
 
すると……
まさかのなかなかいい位置にブレーキが落ち着いた
これは思ったよりいい感じな気がする
ブレーキ確認方法
せっかくなのでこの状態でブレーキが効いているか確認してみよう
 
おさらいだが‥‥
ブレーキが効いているかの確認方法は…
ブレーキを掛けた状態で後タイヤを持ち上げる
ブレーキを掛けた状態で立ち座り動作をする

この時に後タイヤが動かずに固定されていれば問題無しだ


よし、順番に試していこう
まずは、ブレーキを掛けてタイヤを持ち上げる
よし!タイヤは動かない

続いて立ち座り動作もしてみよう
こちらでもタイヤは動かない

ブレーキの位置もとりあえずこれで大丈夫だろう

ブレーキさえ効いていれば細かい位置は問題ない


これで今回の修理は完了だ
 
今回は簡単な修理だった
 
それにしても‥‥
まさか一度目の位置調整でうまくいくとは思わなかった
 
ついにオレにもセンス発動か?!!
才能の世界に仲間入りか?!!
 
というより‥‥
今回は本当に簡単な修理だった
基本的には来る修理は全て受けさせて頂きますの姿勢だが…
修理道を極める身としては、出来るだけ難しい修理で経験値を積んでいきたい
オレはもっと強い修理と戦いたいんだ!!
        
本当に強い修理が現れた時に、力が衰えているのが恐ろしい
そのために日ごろから常に腕を磨いておきたいのだ
こんな簡単な修理ではむしろ修理の腕が落ちてしまう……
オレは‥‥‥‥オレは‥‥
 
おっと!!‥‥
‥‥‥‥‥‥
余りにも修理が余裕だったために一瞬我を失ってしまった
‥‥‥‥‥‥
オレは落ち着きを取り戻す
 
いけない いけない
 
この修理依頼の向こうには困られている利用者様がいるということを決して忘れてはいけないのだ
 
とりあえず営業に修理完了の報告をして、また日常業務に戻るとしよう!!
 
こんな簡単な修理ばかりでオレの腕も落ちるし、読者の皆様が離れてしまう
次回はもう少し骨のある修理にしよう
 
そしてこんな簡単な修理でも最後まで?!読んで頂いた読者の皆様に今回は感謝を言いたいぐらいだ
 
ではまた次回お会いしましょう
さようなら

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  │修理屋スグルと旋律のパーキングミッション③.9 │  │    │ 
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 │    │  │    │ │   │ │    │    │   │  │
 
│  │  │ │いつもありがとう│  │ │  │    │ │
           │  │  │ │サンキュー☆3.9│  │  │ │
│  │    │ │ │  │    │ │
│    │    │   │  │    │  │ │  │    │ │
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その日は特に問題なく終わった‥‥…
  
数日が経ったある日‥…
作業場にまた車いすが置いてある‥‥…… 
どこかで見たことがある車椅子だな‥…

記憶をさかのぼる……  

思い出した‥‥…
これは先日オレがブレーキを修理した車椅子だ…
またメモが貼られている‥‥
メモにはこう書かれていた‥‥……

★至急対応必要 クレーム★

一体どういうことだ‥‥……
頭がパニックだ……
何が起こっているというのだ…‥

しばらく静かに考える‥‥……
やがてある事実にたどり着いた‥‥……

それは背筋が凍りつく程に恐ろしい……
悪夢の始まりだ……


続く

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