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駐車ブレーキ交換の巻

2021-05-12
駐車ブレーキ

今回は駐車ブレーキ交換の修理をします    


駐車ブレーキの役割

車椅子が動かないように固定するためのパーツです。

車でいうサイドブレーキみたいなものです  

主に立ち座りや移乗の際にブレーキをかけて車椅子が

動かないようにします  


駐車ブレーキの効きが悪くなると、

立ち座りや移乗動作の際に車体が動いてしまい、

事故の原因になります  


状態確認

駐車ブレーキが効かなくなった際は、先にブレーキではなく後輪の状態を確認した方が良いです  

ブレーキで後輪を抑えて車体を動かなくするので、後輪の状態が悪いとブレーキは効かなくなります。

例えば、後輪の溝がなくなっていたり、空気が減っていたりするとそれだけでブレーキが効かなくなります  

修理依頼で空気を入れただけで直るケースが多いです。


今回はタイヤは問題無く、ブレーキの位置を調整しても修理できなかったので、ブレーキの変形が原因になります。

なのでブレーキを交換して修理します  



    〜修理開始〜  

古いブレーキを外す

まずは、古いブレーキを外します。

写真のようにナット2箇所で固定されていることが多いです。

外すのはそんなに難しくはないです。

固定ナット写真
駐車ブレーキを外した状態

新しいブレーキの取付

次に新しいブレーキを取り付けます

新しい部品はやはり美しいですね  

長く使った車椅子でも部品を変えるだけで輝いて見えます  


先程外した位置にブレーキを取り付けます。

同じようにナット2箇所で固定します。

無事に取り付け出来ました  

新品ブレーキ
取付後ブレーキ

位置の調整

最後にブレーキの位置調製をして完成になります  

ここでは後輪タイヤとブレーキレバーの距離を調整します。

タイヤとレバーの距離が遠いと、タイヤを抑えつける力が弱くなり、ブレーキの効きは弱くなります 

逆に距離が近くなるとブレーキの効きは強くなります  

あまり弱くし過ぎると少しでも後輪の空気が抜けると、すぐにブレーキが効かなくなります  

逆に、強くしすぎると、ブレーキをかけた際に後輪に跡が残ったりします  

適度な距離に調整するのが大事ですね(これが非常に難しい 

 

今回の感想

調整が終わりブレーキ交換完成しました  

ちなみにブレーキの固さを左右同じに調整することも大事です!

今回の修理時間は約15分でした  

駐車ブレーキの交換は修理難易度としてはそんなに難しくはないです

今回は駐車ブレーキの交換だけで修理出来ましたが、後輪タイヤと合わせて交換して修理するケースの方が多いですね  


  今回のポイントとしては

駐車ブレーキが効かなくなった際は、後輪の状態も一緒に確認する

駐車ブレーキはゆる過ぎず、かた過ぎず調整する

です

 

本日もお付き合い頂きありがとうございました  

また修理をしたら報告します  

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